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      オプション取引 Q&A(下)    
―おくればせの事はじめ―
柳 沢 逸 司
(57)アメリカのオプション取引の事情は?

−Q− 海外では、どうして伸びたのでしょう?
−A− 欧米は現代人のニーズに合ったオプション商品で、現代人のニーズを先物の世界に取り込んでいます。ニューヨークのコーヒーは、先物が96年には204万枚、97年には229万枚で、オプションは96年には86万枚(先物の42%)、97年には127万枚(先物の55%)を超えています。これはファンド玉の受け皿になっているようです。ニューヨークの砂糖
は先物が96年には475万枚、97年には528万枚で、オプションは96年には109万枚(先物の23%)、97年には137万枚(先物の26%)を超えていますし、シカゴの大豆は先物が96年には1,424万枚、97年には1,454万枚に対し、オプションは96年には514万枚(先物の35%)、97年には534万枚(先物の30%)と活況を呈しています。
 やはり先物とオプションは、リスク・ヘッジの「車の両輪」と考えられたのでしょう。一番大きいのは、オプション市場にファンド玉が入って来たことだろうと言われています。
 アメリカでは、いまや完全にオプション抜きでは先物は考えられないほど、オプション取引は定着したようです。このツールを使って、とくにニューヨークのオプション市場ではファンド玉という新しい資金運用の場を見出したようです。オプションがあるから、先物が安心して伸びて行くという相乗関係もあるようです。しかも、初心者は先ずオプション買いからというのが、アメリカの常識のようです。
 東穀取の海外玉は、97年は確実に100万枚を超えます。海外の人々の中にはオプションをよく知っている人々がいます。オプション取引は現代人のニーズに合った新しい商品であって、先物市場への新たな資金導入のビジネス・チャンスであることは、まちがいありません。

続く

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