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      オプション取引 Q&A(下)    
―おくればせの事はじめ―
柳 沢 逸 司
(52)一般の人も、マーケット・メーカーになれるのか?

−Q− マーケットの厚みがなければスムースにオプション取引が成立しない。商いが出来やすい環境は絶対的な必要条件であり、その決め手になっているのがマーケット・メーカーという存在である、ということは理解できました。
 自分もぜひマーケット・メーカーの1人として市場繁栄のために貢献したい、と一般の人が申し出たら、どうなりますか?
−A− サッカーや野球などのスポーツには、ゲーム・メーカーというのがあるそうですね。意味合いは少し違うと思いますが、マーケット・メーカーは、オプション市場では非常に重要な役割を担っています。いまの東穀取のオプションのマーケット・メーカーは、商品ごと、限月ごとに、複数の取引員からなるチームで担当しています。ディーリング・マネージャーが毎月集まって、抽選で限月などを決めています。一般の人は、取引員を通じて、市場に入ってきます。取引員を通じて市場に入る点は、先物と同じです。先物と違う点は、一般の人が市場に入りやすいように、マーケット・メーカーの取引員が市場に商品の品数を揃えて並べて置くとお考えください。

−Q− 一般の人はマーケット・メーカーになれないわけですね。あくまでも委託者として市場に参加する立場ですか?
−A− 一般の人は先物と同じように、取引員を通じて注文を出してオプション取引を行ないます。ですから、一般の人がオプションの権利行使価格やプレミアムを指値して、取引員を通じて注文を市場に出しておくことはもちろん可能です。そうすれば、オプション市場の品数はもっと増えて、マーケット・メーカーが商品を市場にだすことが楽になります。
 今度、マーケット・メーカーの市場に出す銘柄がさらに増えました。一度、オプションの相場を東穀取のホームページで見てください。「アット」を中心に「アウト」と「イン」のほかに「ディープ・アウト」や「ディープ・イン」を含めて、計5つの権利行使価格についてプレミアムが提示されることになりました。取引員の皆さんが、委託者の皆さんの注文を含めて、市場に出すようになれば、市場は、どんどん賑やかになって、流動性がもっと増えることになります。ザラバ取引では、会員の皆さんが全員でマーケット・メークしているようなものです。

続く

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