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      オプション取引 Q&A(中)    
―おくればせの事はじめ―
柳 沢 逸 司
(36)ディーリングを行なうには
      オプションを知らなくてはいけないか?

−Q− この問題はいかがでしょう。
−A− 「ディーリング」という考え方は、相場が上がるか下がるかという
二者択一ではなく、運を点に任せるのでもなく、持っている情報の違いでもなく、自分の相場観や資金力や戦略でもって、損益構造や組合わせのパターンを念頭において取り組むことです。時と場合に応じて、資金力や相場観によって、戦略を組んで取引するのが「ディーリング」だとすると、「ディーリング」とか「戦略」などという言葉が出てきたのも、オプションのような商品が出てきたから初めて、この業界に登場した考え方だと思います。

−Q− ここでいうディーリングの範囲は、どのようなものですか。
−A− ここでは、先物の「売り」と「買い」の2本とオプションの「コール」の「売り」と「買い」、「プット」の「売り」と「買い」の4本、あるいはこれらの複数の組合わせによる無数のパターンを使いこなすディーラーの手法がディーリングでしょう。まだ日本の業界には、こういうディーラーの数は多くないでしょうが、外国のファンド運用者やコンピューター取引などは、こういうディーリングでしょう。
 これからは、手数料一本槍のほかに、ディーリングの力が期待される時代でしょう。ディーリングには、基本的に戦略、組合せが必要です。そのためには、オプション取引を知ることが不可欠でしょう。

続く

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