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      オプション取引 Q&A(上)    
―おくればせの事はじめ―
柳 沢 逸 司
(17)現物取引、先物取引、オプション取引の関係は?

−Q− 現物のオプション取引もあり、先物のオプション取引もありますが、現物取引と先物取引とオプション取引とを比較すると、どういうことになりますか?
−A− 株式のような現物取引では、いままでの日本の経験のように、とにかく右肩上がりで価格が上昇すれば、みんなが喜んでいました。先物取引では、価格は下がることもあるという前提で、これから相場が下がりそうだと思うときには、まず売って、下がったときに買い戻すということが肝腎なのです。現物取引に慣れた人は、下がることを予想することも、この「先ず売る」ということが先物に慣れていない人には不得意なのです。
 そして、オプション取引になりますと、先物と同じように、価格が下がることもあるという前提がある上に、価格が下がりそうなときには、まず「プット」を買って、あとで転売するという技術が生まれたのです。価格が下がるときにも「買」うということが、現物取引に慣れた人には理解しにくいようですが、先物に慣れた人々にも、相場が下がるというときにも、「先ず買う」ということが理解しにくいところがあるのかもしれません。現物にもオプションがありますし、先物のオプションがでも、価格が将来下がりそうだと思うときにはプットを買うことから始めるのです。

続く

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