平成20年 6月23日(月)(毎週月曜日発行)第944号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
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◇東穀農産物指数 (TG Index)公表
 国内8品目に、シカゴのコメ・小麦を追加
◆“タイ日和”バンコク
◆3期目の豊富を語る 東工取・南學理事長
◆東工商取振興が解散
◆“先物文化”Wバフェットの投資哲学
◆豊商事、オリエント証券を買収
◆フジトミ、エコ事業に進出
◆国際コメ事情セミナー
◆LBMAが京都で貴金属会議
◆ミニ取引は人気回復の切り札となるか


東穀農産物指数 (TG Index)公表
国内8品目に、シカゴのコメ・小麦を追加
  
 東京穀物商品取引所は16日から「東穀農産物指数(TG Indexx)」を公表した。竹速に日本経済新聞のマーケット欄にも掲載され、これで商品先物市場のインデックス(商品指数)は3本が並列で価格報道されることになった。
 東穀農産物指数は国内の農産物価格の変動を表し、農産物投資のベンチマークとなる。構成銘柄は東穀取上場8品目と、上場を計画している「コメ」と「小麦」(ともにCMEグループの価格を採用)を加えた10品目で、その配分比率は国内の農産物需要に基づいて決定される。
 東穀取内部では早くから指数開発に取組んでいたが、公表が遅れたのはひとつには上場品目の関係で、輸人量・市場の流動性を勘案すると「とうもろこし・大豆インデックス」になりかねない。農産物市場全体の指標となるには小麦、コメなどの未上場商品を含めないと指数の価値が生じない、などの難問があった。上場実現まではシカゴ市場の価格に為替相場をかけて円建て価格に置き換えて問題を解決した。
 もうひとつの難問は、順ザヤ商品特有のロールオーバー(限月乗り換え)のたびにロスが生じること。実勢相場が3倍以上の高値を付けているのに、指数価格は150ポイント程度で、実勢相場との乖離が大きかったことがあげられる。
 東穀収はアセットマネジメント会社や商品ファンド業者などが積極的に利用して、新たな投資資金を農産物市場に呼び込み、長期的な農産物投資のベンチマークとして広く活用されることを期待している。

◇東穀取・株式会社化準備検討委員会を設置
 東京穀物商品取引所は09年度中に組織杉態を「株式会社」化することを目指している。それに伴い13日、株式会社化に向けた諸課題について検討するため「株式会社化準備検討委員会」を設置した。
 取引所の株式会社化問題は意思決定の迅速化や責任の明確化、資金調達の多様化による財務基盤の強化、さらには市場を取り巻く環境の変化に迅速に対応するために時代の要請ともいえる。
○株式会社化準備検討委員会委員(12名)
 宇佐美洋(多摩大教授)、岡地和道(岡地社長)、加藤雅一(岡藤商事会長)、川路耕一(三貴商事会長)木村良(徳神糧会長)佐藤浩雄(伊藤忠商事執行役員食糧部門長)、佐藤広宣(カーギルジャパン穀物グループ統括部長)、多々良義成(豊商事相談役〉、林康史(立正大教授)、二家勝明(日本ユニコム会長)、升山純(弁護士)、宮裕(公認会計士)

 (2008年6月23日―第944号)