平成20年 6月9日(月)(毎週月曜日発行)第942号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
        発行人・米良 周 編集人・高橋 伸幸
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◇5月の全国出来高400万枚割る 平成5年1月以来の低水準に
◇“めらの目”「蓄力」の時代、ラバ・ラクダ人気
        石油の需要屈折点告げる?
◇“先物寸言”谷崎久兵衛の死
◆中大取FA検定試験 第一回は大阪で開催
◆東京コムウェル 第5回コンテスト開催
◆エース交易 1万株を市場買付け
◆フジF 株式セミナーに協賛出演
◆人事異動 ・日本商品委託者保護基金


5月の全国出来高400万枚割る
平成5年1月以来の低水準に
  
 商品取引所連絡会が集計した5月の全市場出来高合計は393万6458枚、平成5年〈93年)1月以来15年ぶりに400方枚を割り込んだ。
 93年当時は前年に東穀取が「とうもろこし」を上場したものの、農林水産省所管の取引所が東西で統合(5取引所が現在の2取引所に)、その後の取引所再編のきっかけを作った年でもあった。まだ「石油」も「コーヒー生豆」も上場されていなかった。取扱い商品や市場の利便性.IT技術革新など、どれをとっても今日とは雲泥の差がある。それがいまでは15年前の数字に逆戻り、事態の深刻さが表面化した。
 「商品の時代」到来を告げるかのように連日、高値更新銘柄が続出するのに反比例して出来高は減少傾向に陥った。出来高不振が叫ばれた昨年はそれでも月間600万枚前後のポリュウムを維持していたが、新年度入りした4月に400万枚台、そして5月は前年同月比3割減の393万枚に落ち、4取引所すべてで前月を下回った。
 取引所別では、全体の73%のシェアーを持つ東工取が前月比10%減の288万枚に落ち込んだ。特に、商品別でトップを独走している「金」が06年12月以来の月間100万枚割れで、88万枚台に落ち込んだのが響いた。「高値による一般投資家の敬遠ムードが広がった」(取引所職員との見方が支配的なだけに、ここしばらくは出来高の急回復は望めそうにない。代わって金ミニが前月比3割増と順調な伸びを見せているが、金ミニは初心者の登竜門のようなもの、標準取引からの横滑りで伸びても、うれしくはない。
 東毅取は前年同月比で半減しているが、これはNon−GMO大豆の凋落にある。金ミニ同様に初心者コースでは打って付けの商品であったが、相場の乱高下が嫌われた。人気を取り戻すまでにはまだ時間がかかりそうだ。「天候相場期入りしたシカゴ相場次第だが、トウモロコシ市場が動意付いているのに期待…」(取引所職員)、一年草の農産物相場の強みを発揮するときだが、余りにも相場水準が高い。
 相場巧者曰く「値ごろ感無用」と。その時々の相場の流れに従うべきなのだろうが、言うは易し…。
 取引所別出来高
取引所
出来高(枚)
前月比%
前年同月(枚)
前年同月比%
東穀取
709,480
96.29
1,561,669
45.43
関西取
16,793
94.48
9,821
170.99
中大取
327,740
90.79
520,543
62.96
東工取
2,882,445
89.60
3,684,124
78.24
合 計
3,936,458
90.85
5,776,157
68.15

 (2008年6月9日―第942号)