平成20年
5月26日(月)
(毎週月曜日発行)第940号
発行所 有限会社 先物ジャーナル社
発行人・米良 周 編集人・高橋 伸幸
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◇経営環境に係る調査結果から
─改善と悪化が拮抗─
◇“先物寸言”年金事情あれこれ
◆東工取「検定試験」の過去問、発行
試験7月5日に全国で実施
◆サクセス・コンサルティング
東工取の次期システム対応
共同利用型の接続サービス開始
◆プラチナ1775〜2500ドル、
パラジウム400〜575ドル
英ジョンソン・マッセイ社 向こう6ヵ月予測
◆“先物文化”ドーパミンとトカゲの脳
◆人事異動
・小林洋行 ・日本ユニコム ・ユニコムグループホールディングス
・日産センチュリー証券 ・アイディーオー証券
経営環境に係る調査結果から
─改善と悪化が拮抗─
日本商品先物振興協会(先物協会)は4月15日に実施した「経営環境に係る調査」の中間集計の概要を発表した。回答者数は62シュ社(会員66社中93.9%、廃業予定2社は無回答、実質96.6%)。
07年度決算の概況は良化したが14社(22.6%)、うち経常収支プラスかつ増益6社、経常収支はマイナスだが改善8社。だが、全体の61%を占める38社が前年よりも悪化したと答え経常環境の厳しさを実証した。なかでも経常収支マイナスで一層悪化したが21社もあり、先行きの不安を募らせている。
収益の柱は、53社(85.5%)が商品先物委託手数料に依存、収益の多様化(商品ファンド、FX取引、証券金融取引などへの事業拡大}を目指している社も少なくないが、まだ柱になるまでには育っていない。むしろFX取引を含む金融先物を選択した社が前年比3社減少しているのが気になる。
08年度の個々の経営環境は、改善(よくなる)とさらに厳しく(悪くなる)がともに21社(33.9%)で桔抗している。前年は改善すると答えた社が全体の36.6%を占め、悪くなるの23.9%を大きく上回っていた。楽観論が現実に打ち破られた格好で、今年は厳しくなると見る経営者が増加しているといえる。 業績不振の最大原因とも言われいるのが行為規制(勧誘)、新規顧客の獲得が容易でなくなった(昔から簡単ではなかった?)が、新規委託者の前年度比では、増加したのが11社(17.7%)うち電子取引採用29社中6社が顧客を増やし、対面取引のみの33社中5社も増やしている。減少したのは39社(62.9%)うち電子取引29社中21社(72.4%)「対面取引33社中18社(54.5%)が新規件数を減らしている。
経営(収支決算)にしても改善、利益拡大している社があり、新規顧客にしても前年比増加している社もある。股間論が飛び交う中で、個々の営業努力の積み重ねが花開くときが来る。いまが陰の極にあるとみている。
(た)
(2008年5月26日―第940号)