商品取引所連絡会が集計した4月の総出来高は433万2771枚、2ヵ月連続して500万枚を割り込んだ。金・とうもろこし等の主力市場の落ち込みが、そのまま全体の数字に跳ね返った。
| 4月の取引所別出来高 |
| 出来高 | 前月比% | 前年同月 | 前月比% |
| 東穀取 | 736,825 | 84.72 | 1,329,244 | 55.43 |
| 関西取 | 17,774 | 107.20 | 9,824 | 180.92 |
| 中大取 | 360,994 | 105.98 | 544,824 | 66.26 |
| 東工取 | 3,217,178 | 91.24 | 3,643,088 | 88.31 |
| 合 計 | 4,332,771 | 91.46 | 5,526,98 | 78.39 |
市場関係者の間でも、出来高不振の究明に動いているようだが、ひとつはっきりしていることは相場の乱高下、とくにストップに張り付く頻度の高さにある。出来ストップならばまだ救いもあるが、大半がハナ残りで決済できずに翌日に持ち越される。節商いでは時間ばかり浪費して実収入に結びつかない。単品市場では最高の売買手法であったが、複数商品を上場する現代では「板寄せ取引」の限界を唱える声もある。一方で、いまの取組高でザラバ取引に移行したら値が飛ぶ不安もあり、単一約定の板寄せ手法を支持する声も大きい。
取引所システムの国際標準化、グローバル化の流れの中にあって大勢は決している。毛嫌いせずに早くザラバ取引に馴染むことである。
取引所別では関西取と中大取が低水準のなかで前月比5〜7%の伸びを見せたが、泉京の2大取引所は減少傾向に歯止めがかからない。なかでも東穀取の落ち込みは深刻だ。ザラバ・システムのトラブルが相次いで市場人気の離散が懸念されるなど、明るい話題に事欠いている。
商品別では、全37銘柄のうち金が全体の3割近く占め127万枚でトップを独走。次いで白金・ゴム・ガソリンと東工取銘柄が続き、5番目に漸く東穀取のとうもろこしが登場。1月までは金との激しいトップ争いを見せていたNon−GMO大豆は2月の相場乱高下、高額臨時増し証拠金の徴収から立ち直れずに、月間20万枚そこそこの底水準に喘いでいる。
08年度入り早々、予算枚数(1日平均出来高、東工取19.3万枚、東穀取6.9万枚)を下回る苦しいスタートとなったが、出来高回復と相場の安定は表裏一体の関係にある。いまは相場の落ち着きが待たれるところ。