平成20年 4月14日(月)(毎週月曜日発行)第934号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
        発行人・米良 周 編集人・高橋 伸幸
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◇競争力強化と委託者保護 プロ化市場論への警鐘
 相場の乱高下で、顧客の離脱が心配
◇“めらの目”商品市場 金融プロがかく乱
◇“先物寸言”サマワに架けた橋
◆アスカF、受託業務を廃止
◆エース交易、07年度決算、上方修正
◆商品ファンド、2月は概ね高収益
◆調査部会、4月テーマは石油
◆人事異動
 ・東京コムウェル ・スターアセット証券 ・スター為替
◆“タイ日和”バーツと金加工産業
 


競争力強化と委託者保護 プロ化市場論への警鐘
相場の乱高下で、顧客の離脱が心配
  
 昨年来、政府を初めとする主要機関(関連省庁)で、日本の金融市場の活性化、競争力強化について活発な議論が交わされてきた。
 商品先物取引市場の競争力強化については、昨年12月に中間報告にまとめられた。その議論の中で業界人の誰もが「何だ、これは…」と思ったのが、プロ市場化論。ど素人の個人{投資家?を勧誘して、委託者紛議を繰り返していたからなのか、プロ同士による大口取引の市場にするものなのかよく分からない。そもそも誰を指してプロというのか。
 最近の商品市場は金融マネーが大量に流入して過剰流動性相場の色彩を強めている。巨大な投資銀行をバックにしたファンド筋の市場参入が原油を始めとする国際商品の価格高騰を助長し、3月相場の急落を演出した。いわゆるプロと称される人たちの市場参入を歓迎するならば、それに備えた市場管理が不可欠となる。
 いま、取引所の市場管理は万全か。いままでのようにリティル(個人投資家)中心ならば多少の遅れをとっても万全に対処できたと思われるが、世界の市場にはプロ投資家が大挙押し寄せている。海外市場の動向はストレートに日本市場に反映する。相場の足取りもスピード感を強め、一瞬のうちに証拠金を丸呑みしてしまう。そんな動向が今しばらく続くとみなければならない。

 (2008年4月14日―第934号)