平成20年 4月7日(月)(毎週月曜日発行)第933号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
        発行人・米良 周 編集人・高橋 伸幸
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◇3月の総出来高500万枚割る
 相場の乱高下で商い慎重、取組減が象徴
◇“めらの目”取引所取引の安定性
◇“先物寸言”若者よ、リスクを冒せ
◆あおばFPの債務引受停止を解除
◆「くりっく365」3月は取引量伸びる
◆エース交易、証券投資顧問業に進出
◆IDO証券、春のキャンペーン 手数料一律475円
◆新東京シティ証券、商品市場から撤退
◆人事異動
 ・農林水産省   ・日本商品先物取引協会 ・東京穀物商品取引所
 ・豊商事     ・サクセスコンサルティング
 ・東京コムウェル ・ドットコモディティ


3月の総出来高500万枚割る
相場の乱高下で商い慎重、取組減が象徴
   
 全国商品取引所連合会(全商連、1日から商品取引所連絡会)がまとめた3月の総出来高は475万2857枚、前月比15%強の減少となつた。月間出来高が500万枚を割り込んだのは95年7月(475万1567枚)以来、12年8ヵ月ぶりのこと。
 3月相場は大半の市場がストップ高安を展開し、一日で取引証拠金が飛ぶという荒い動きが続いた。ベテランの外務員たちでも預かり額の半分以上を手空きにして、不測の事態に備えたという。相場が動くのは歓迎したいところだが、相場水準がかなり高値にあるため一日の値動きも大きい。それに備えて、証拠金も高額になりポジション整理が要求されて取組減少が加速した。次の仕掛けどころを探していても「相場を見てしまうと、次に手を出せなくなる」という局面が続いている。
 商品別では、金のトップは変わらないが前月比17%減と出来高を減らしている。1日300円(1枚あたり15万円の差損益)のストップを見せつけた白金は前月比半減して46万枚に急減した。Non−GMO大豆は前月比で若干の回復をみせたが24万枚、前年同月比の24%に落ち込んだままである。
 いまの高原相場が続く間は神経質な展開が続きそうだ。産地米国の穀倉地帯が天候相場期入りして新たな局面が開けるかどうか。ファンド等の金融マネーが商品市場に流入し、3月は期末の利益確定のポジション整理が集中し乱高下のきっかけを作ったとも言われている。UBSやメリルリンチの声明で、ひとまず金融不安の山は峠を越した。金融マネーが商品市場に再び還流してくるのか、需給事情を反映した本来の実物市場の姿に戻るのか、4月相場の動向に目がはなせない。

年間出来高は10年前の水準に減少
 07年度(07年4月〜08年3月)の年間出来高は7107万0889枚、前年度比16%減。05年の1.54億枚をピークに4年連続して減少、ほぼ10年前の低水準にまで落ち込んでいる。この4年間は年間2000万枚ペースで減少していることになり、同じ減少幅で推移している間は底入れ宣言の声も速のく。
 残念なことは個々の銘柄は別にしても全市場が前年を下回ったこと。幸いに市場は動意づいている。3月の乱高下も乗り超えた。あとは月間出来高が前月比プラスで終える月が何回あるか、その繰り返しがあって漸く底入れの声が聞かれる。それが待ち遠しい。
取引所別出来高(月間)前月比%
東穀取
869,708
92.93
関西取
14,882
111.41
中大取
351,354
96.94
東工取
3,525,953
81.52
合 計
4,752,857
84.46
 
取引所別出来高(年間)前年度比%
東穀取
17,805,305
95.69
関西取
164,451
78.96
中大取
5,695,236
65.96
東工取
47,405,897
82.24
合 計
71,070,889
83.51

 (2008年4月7日―第933号)