「石油価格はどう決まるか」発刊にあたり

石油に代表される資源価格の高騰は、これまで我々が経験したことのない規模とレベルで進行しております。この背景には、ファンドや投資資金などの動きが影響しているという見方もあります。
 近年では、原油価格は先物市場で形成され、それが価格指標となって実際の流通価格ガ決定するようになってきております。このような状況を勘案し、本書は、現物面からだけでなく、金融面からも石油価格高騰の要因を分析するとともに、今後の企業経営に必要となるリスクマネジメントの基本をまとめてあります。
 石油相場に関心ある投資家の入門書、また石油元売、流通、小売にどの石油ビジネスに携わる方の社員教育やリスクヘッジのバイブルとして、さらに石油先物市場において受託活動を行っている商品先物会社や、金融機関や機関投資家の運用担当の方々の手引書として活用頂けるものと考えています。
 ご高覧、ご高評を頂ければ幸いです。

 執筆者 甘利 重治・山岡 博士〈東京工業品取引所)
〈時事通信社 定価2300円+税)

     (週刊 先物ジャーナル 第 917号掲載)