|
1勝9敗で勝利する妙味
AZPI ann・ing 社長 片川 孝雄
相場の妙味は勝率が悪くても収益が上げられるということです。個人的な考えでは1勝3敗で収益が上げられるようにストップロスを設定すべきだと思いますが、極論を言うとストップロスを設定しておくことで1勝9敗でも収益を上げることが可能になります。
投資をする際の商品選別の条件は、第一に流動性があること、第二にボラティリティーが高いことです。この条件が揃うことを前提に考えて1勝3敗で利益を出す方法をお示しします。それは、ストップロス値幅:利食い値幅=1:3(但し、ここでは手数料分は除く)に設定することです。つまり、ストップロスを5%に置いたとすれば、利食いポイントを15%に置けば最悪でも収益0になるというわけです。
私の友人で株式投資暦30年のベテランがいます。彼は1勝5敗で収益を上げられるように考えて投資をしています。彼の遣り方は値洗いプラスの建玉のみを翌日に繰り越して、値洗いマイナスの建玉は翌日に繰り越さないことだそうです。そうすることで、翌日は常にプラスの状態からスタートできますし、寝るときはいつも値洗いプラスの状態ですから、夜もぐつすり眠れると言うわけです。披に話を聞きますと、引けには仕掛値よりも1刻みでもマイナスになるとポジションをクローズするそうですから、「ストップロスポイントは平均すると2〜3%佗」だと言うことでした。
彼の場合、証券会社を選ぶには条件があるそうです。出来ることの2点です。そして、売買する場合、仕掛けの時だけは十分に分析して仕込みますが、手仕舞いに関してはほぼ機械的だそうです。多分、素人の投資家とは逆の仕法(素人は安易に仕込み手仕舞いで考えてしまう)で売買していることが伺えます。
さて、問題の委託手数料です。最近はネット証券が手数料引き下げを競争していますし、日計り売買ですとさらに半額というのも常態化してきました。ところが、商品取引は総じて手数料が高く設定されています。
さらに彼曰く、「商品取引は流動性が低すぎて自分の売買理論を芙行できない。また、手数料が高すぎるのも大きな問題だ。もう一つ付け加えれば、必要な時に売買できない板寄せ商品も対象外」とのことでした。商品取引員には耳の痛い話ですが、逆を言えば条件が整うと売買したいということになると思うのですが…。 |