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原油は100ドル超え
沼野 龍男
米軍の太平洋を一歩下った戦略への組替えと給油問題の本質。
米軍はアラスカ(エーメンドルフ基地)、ハワイ(ヒッカム基地)、グアム(アンダーソン基地)を充実させ、鉄の三角地帯としたい。ハワイはステルス爆撃機や無人機を配備した作戦拠点であり、グアムは、第15潜水艦を中心にした戦闘拠点である。
その為に在韓第7空軍、在日第5空軍(横田、三沢、岩国、嘉手納)及び横須賀の第7艦隊が移動する計画と云われている。
その背競にはいくつかあるが、10月30日、米国防総省高官が「給油中断、作戦効率が低下、対テロ、脆弱に」と語った旨、10月31日付日経夕刊が報じている。
・アメリカにとって、利益の少ない場所で多くの米兵の損害が出てはかなわない。できれば、アメリカに帰したい。(たとえば、中国での地上戦は絶対さけるだろう)
・中国はミサイルで日本を完全に射程圏に入れたと云われている。
・沖縄の海兵隊を出動させるに当たって、日本政府と長くて厄介な交渉をしていたのでは間にあわない。
・輸送機C17は従来型より航続距離で2倍、輸送量で4倍に増加した。1機で戦車2台と完全武装兵員100人以上が輸送可能となつた。
・ステルス爆撃機B2は中国や北朝鮮の現状のレーダーでは捕らえられない。
・中国の通常ミサイルはグアムには届かない。勿論、ワシントンやニューヨークを攻撃できるJL2があるが、それが1発でも発射されると、数10発の報復を覚悟しなければならない(10分か20分以内に800発以上の核ミサイルが中国に届くと云われている)
・洋上に海兵隊、海底に原子力潜水艦を配備。給油は必要不可欠。
中国は08年の北京オリンピック、10年の上海万博、11年の辛亥革命100周年と3大イベントが続いている。中国政府は元切りとげのタイミングをみている。
原油や穀物の輸入は更に拡大しそうである。
米中石油戦争は始まったばかり。100ドルは目の前、それ以上もありうるのではないか。 |