平成19年 9月10日(月)(毎週月曜日発行)第905号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
        発行人・米良 周 編集人・高橋 伸幸
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「くりっく365」残玉が半減
◇“先物寸言”「ゴット・ノーズ」
◇“めらの目”金に食料品インフレの援軍
◆商品ファンド 四半期運用実績 トップは三菱商事のアルゴオープン
◆東工取が韓国でセミナー開催
◆“自著を語る”目からウロコの外国為替U・チャート編
◆2007年3月期決算 専業取引員 財務状況(2)


「くりっく365」残玉が半減
 東京金融先物取引所の外国為替証拠金取引「くりっく365」の8月の取引実績は406万枚、前月比5.69%減であった。前年同月比では286%強の伸びをみせ、この1年円安・ドル高の恩恵を受けていかに急成長してきたかが分かる。
 この急成長の牽引役を担ってきたのが個人投資家。彼(彼女〉らの多くは円売り・ドル買いのポジションにあったようで、8月の金融ショック(米国のサブプライムローンの焦げ付きに端を発した世界的な株安、為替の乱高下など)による急激なドル安・円高局面で、多くの投資家が利益を吐き出し、掲げ句は損手仕舞いを強いられた。
 その間の市場の混乱を物語るように、「くりっく365」の取組残は8月8日の42万枚をピークに減少傾向を見せ始め、16日には1日出来高54万枚を記録し、取組は一気に21万枚に急減した。8月の1日平均出来高が17.6万枚だったことからも、その日がいかに大混乱に陥っていたか想像に難くない。その後、瞬間的に20万枚の大台を割り込む場面(17日)もあったが、8月末現在の取組残は22万枚台で落ち着いている。
 利益を生み出す機会を再三経験してきた役資家の多くは、相場に舞い戻ってくると見られている。なかにはドル売り、円買いの手法を学んで再挑戦に望んでいる人も現れてきた。
 急激な為替の乱高下は困るが、スワップポイント(金利)がつく円売り・ドル買い、もしくはより金利の高い他国通貨買いのポジションは今後も続くだろう。
 8月の主要通貨毎の取引実績は米ドル/円72.9万枚、ユーロ/円50万枚、英ポンド/円67.7万枚、豪ドル/円79.9万枚、NZドル/円116万枚であった。

 (2007年9月10日―第905号)