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相場観・相場感・相場勘
AZPI anning 社長 片川 孝雄
正しくは相場観ですが、相場感や相場勘で投資をする人が多いのには驚きます。時として素晴らしい感や勘を働かせて相場に勝利する人もいるようですが、それは偶然そうなつたのであり、それを自分の読みが正しかったと思って取引を続けていくと、必ず大きな損失を被ってしまいます。相場において失敗の第一歩は、相場観を相場感や相場勘と間違ってしまうことです。
それぞれの「カン」の意味を確かめてみましょう。
・観=真理を観じること。物事を細心に分別して観察し、道理を悟ること。
・感=深く心が動くこと。感動。物事に接して生ずる心の動き。感じ。
・勘=物事の意味やよしあしを直感的に感じとり判断する能力。インスピレーション。
それぞれに相場をつけて意味を確かめます。
・相場観=相場を細心に分別して観察し道理を悟って相場を行なうこと。
・相場感=心が動くままに相場を行なうこと。
・相場勘=直感的に感じた方向に相場を行なうこと。第六勘で相場を行なうこと。
相場を行なう人であれば、殆どの人が相場感や相場勘を頼りに売買したことがあるはずです。そして失敗もしていると思います。
それは何故でしょう。理由は一つです。
1.相場を経験してしまうと、常にポジションを持っておかなければならないという感情が芽生えてくるからです。待つも相場です。相場観を確立させて相場に取り組めば相場は怖いものではありません。
2.正しい相場観を持つことが非常に難しいからです。価格は需給バランスの変化により動きますが、価格変動後は投資家心理の変化、いわゆる力関係の変化が最終的な決め手になります。正しい相場観を持つということは、これらの変化について分析する能力を有するということです。
「慌てる乞食に貰いは少ない」という諺もあるように、市場は常に開かれていますから、慌てることはありません。相場を行なうときは「じっくり腰を据えて」が基本です。特に損が続いている人は、少し休んで自分なりの相場観を養ったら如何でしょうか。そして、相場観を確立させた上でストップロスを確実に実行することで、損を取り戻せるばかりではなく、必ず相場に勝利することになるでしょう。 |