平成19年 8月27日(月)(毎週月曜日発行)第903号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
        発行人・米良 周 編集人・高橋 伸幸
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◇ネット取引3社が10月統合 存続会社はドットコモディティ
◇“先物寸言”サブプライム問題を商品先物の追い風に
◆東京コムウェル、リアル取引コンテスト
 上位入賞者のパネルディスカッション
◆商品ファンド 運用残高 315億円 7月の販売額は5億円超
◆フィマット合併「ニューエッジ」を設立
◆“覆面座談会”業界の生き残り策を考える
◆金融取、超短期金利の先物上場 政策金利に市場スタンス反映
◆大阪のゴム最終立会で、手振り立会無くなる
◆岡藤HD、三京証券の全株式を取得
◆日本ファースト証券、金先業者に登録
◆“先物オタクのススメ”蝉の声と市場との関係


ネット取引3社が10月統合 存続会社はドットコモディティ
 インターネット取引専門の商品取引員ドットコモディティ(DC社・車田直昭社長)とひまわりCX(HCX社・山地一郎社長〉、アストマックス・フューチャーズ(AF社・牛嶋英揚社長)の3社は14日、ネット取引部門の受託事業を統合することで合意した。
 DC社を本事業の存続会社とし、HCX社は本事業を吸収分割によりDC社に承継し、AF社は本事業をDC社に事業譲渡することにより、3社の事業を統合する。譲渡等の条件は今後、当事者間で協議し10月1日を目途に統合、事業開始する。
 この統合によって、HCX社は商品先物取引の受託業務から撤退するが、ディーリング業務を中心に事業を存続する。AF社は受託活動を辞めて市場会員としてプロップハウス・トレーダーとして商品市場にかかわることになる。
 DC社の車田社長は「この統合によって、AF社のテクニカル分析ソフトやHCX社のサヤ取り手法などお客様に合った多様なサービスが提供できるようになり、投資家が収益を上げられる会社、利益が利益を生む好循環な顧客志向の最強の会社を目指し、業界NO1のネット取引会社になる。ネット取引が商品先物市場を変える」と、先行きへの自信を覗かせた。
 06年9月現在の実績ベースで、3社合計の預かり証拠金は103億円(DC社20億円、HCX社31億円、AF社52億円)となり、ネット取引大手のフジフューチャーズ95億円(07年8月現在 100億円超)、日本ユニコム89億円、SBlフューチャーズ63億円を抜いてトップに躍り出る。
 証券投資や人気の外国為替証拠金(FX)取引に見るまでもなく、いま個人投資家の間ではネット取引が主流を占めている。商品先物取引も例外ではなく、委託出来高に占めるネット取引の割合は年々増加。05年1〜6月の売買高全体に占めるネット取引の割合は15.7%であったが、06年4〜9月には37.4に倍増している。勧誘をしないネット取引は強制積立積の責任準備金が今回の法改正で1枚65円から30分の1に減額されて2円20銭になる。その分(年間 300万枚として1億9000万円}が顧客サービスに振り向けることができる。3社統合によるDC社の今後はハード・ソフト両面の充実で、加速度的な飛躍が期待される。

 (2007年8月27日―第903号)