◇株価にみる将来予測 陰の極から出直りへ 21日、第一商品株がS高
◇“めらの目”食料インフレ懸念が台頭
◆B tot Bビジネス再考 ゛清算・執行サービス」=ペンソン・ワールド社
◆“自著を語る”入門 商品投資のすすめ
◆経営環境に係る調査集計総括概要=先物協会調査
株価にみる将来予測 陰の極から出直りへ
21日、第一商品株がS高
日本商品先物振興協会(先物協会)がまとめた「経営環境に係わる調査娘計」によると、経営収支がプラスの収引員が71社中27祉で、全体の38%が利益計上したことになる。前年マイナスからプラスに転じた社(6杜)もあったが、逆に前年プラスからマイナスに終わった祉(16杜)がそれを上回る。全体へ回答のあった71社)の6割を超える取引員が何らかの形で赤字を計上したことになる。商品先物業界の厳しい現実が伺える。
その端緒な例が、先に公表された株式上場取引員の決算内容である。
上場12杜の、うち、最終利益を計上できた社は3杜に過ぎない。それも大半が前年利益を大幅に下回る減収であった。前年は12社中マイナスで終わつたのは2社だけであったので、業界の深刻さが分かる。
株式上場企業(従業員を含めて)は、少なくとも社会のエリートだと思う。「上場企業に勤めていると、お見合い(いまでもあるのか?)の相手も変わる。持ち込まれる縁談も良家のお嬢さまだったり、銀行の信用度も増す」と云われたものだ。それだけに上場取引員がリーダーとなっての巻き返しに期待したい。
そんな中で、21日の第一商品の株価急騰は明るい話題のひとつではないだろうか。前週末の18日に安値 580円をつけて年初来安値を更新した同社の株価は、週明けの21日には一転して朝方からストップ気配となり、大引けで 1.8万株が成立した。出来値は前週末比 100円高のストップ高 687円であった。
チャート分析からすれば、 600円中心の下値保ち合いが下放れしたわけだから、底抜けで、更に一段安になるところ。市場人気に反しての急反発は同社の決算内容(前期07年3月期の純利益18億円強、前期比 982.5%)と今期(08年3月期)の最終利益予想が前期を上回る23億円強が見込まれ、このことが評価されたものと見られる。
企業の不祥事などもあって個人投資家の離散などが伝えられて、冴えない動きを続けていた証券の新興3市場(ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスの各市場)だけに、リードする銘柄の出現は証券市場にとってもプラス効果を生む。
第一商品の株価は翌22日は利食いの売りに押されて19円安となったが、23日は22円高、24日10円高と好調な動きを続けている。歩調を合わせるように日本ユニコムGHDの株価もしっかり模様をみせている。
株価には将来を占う先行指標の役割があるとすれば、他社の株価も割安感が再評価されてもおかしくない。07年3月期の決算で悪目出尽くしとなれば、この3年間の苦労も報われるというもの。幸いに市況も好調、まさに商品の時代なのだ。リーダーたちの動向が注目される。
(高橋) |