◇中国本土FCM、香港で始動ヘ
グリーンフューチャーズ社長ウォン・シュアンホン博士に聞く
◇“めらり目”米国、石油に上げ賛成?
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◆日本ユニコム、変革に向けたトップ交代
◆人事異動 ・エース交易 ・日本商品先物振興協会 ・日本商品先物取引協会
◆管理部会 春季研修会 調査部会は4月度例会
中国本土FCM、香港で始動ヘ
グリーンフューチャーズ社長ウォン・シュアンホン博士に聞く
中国証券監督委員会〈CSRC)が中国本土の先物会社6社に香港子会社の設立を認可したことで、中国先物市場への関心が世界の先物関係者の間で改めて高まっている。
中国と香港の緊密な経済協力のために結ばれたCEPA(Closer Economic Parttnershi Agreement)合意に基づいで、昨年12月28日に、チャイナ・インターナショナル・フューチャーズ社が香港に現地法人を設立したのに続き、今年1月18日には、グリーンフューチャーズ、ツェジアン・ヤンガン・フューチャーズ、GFフューチャーズ、ジンルイ・フューチャーズ、ナシフア・フューチャーズ5社も相次いでCSRCの認可を取り、香港子会社を設立した。6社の香港子会社設立によって、今後、中国投資家による海外先物市場での取引が香港経由で活発化するのかなどを3月27日、香港でグリーン・フューチャーズ社のウォン・シェアンホン博士に聞いた。同氏は、1983年から米国のチャールズ・シュワブ、ペイン・ウェバー社などで証券・先物業務を経験。その後、香港のオンライン・トレーディング会社などで先物取引に従事した人物である。
香港子会社の翠可はトップFCMから
▽まず、御社についてお聞かせください。
ウォン・シュアンホン博士:本拠は北京で、中国の商品先物会社の中ではトップ5に入っています。この事務所は、今回、中国の証券監督委員会の認可を得て設立しました。現在香港金融庁(FSA)に香港取引所(KRX〉の会員申請中です。また、KRX登録後には証券取引資格も申請する予定です。
▽中国本土の先物全社の約180社の中から、まず6社が香港子会社詮立を認可されたわけですが、証券監督委員会の認可条件は?
ウォン:法律的にクリーンなビジネスであることに加えて、年平均の取引高が上位30社以内になることが、香港でビジネスをすることの前提条件です。また、過去5年間で3年以上利益を上げていること、純資産が最低5000万元(約7億円)以上であることも求められます。むろん、コーポレート・ガバナンスやリスク・マネージメントがしっかりしていることが必要なのは言うまでもありません。
90万人規模の潜在投賀家を見込む
▽香港では具体的に、どのようなビジネスを?
ウォン:CEPA規制によれば、本土の会社の香港子会社は、香港国内会社のエージェントとしての活動は禁止されています。ですから中国からの注文を海外へつないだり、海外投資家が香港市場での取引をするためのビジネスを中心にすることになります。
▽中国本土の投資家の取次も?
ウォン:グリーン・フューチャーズ北京は、中国中にネットワークを持ち、様々な顧客がいます。香港も、基本的に、同じグループですので、顧客が希望すれば香港も利用することができます。ただ、香港で海外市場での取引を希望するためには、顧客はまず自分で香港に銀行口座を持っていることが条件になります。その上で、大口の顧客については、香港に招待し、弊社に口座を持っていただくことになります。
▽中国における商品先物取引の現状は?
ウォン:株式を含めた投資については現在、およそ4千万人の投資家がいるとされています。そのうち15%、 600万人ほどが先物市場で取引をしています。海外の商品先物市場で取引するとすれば、さらにその15%程度の投資家たちになると考えています。
▽およそ90万人ですか。やはり大きいですね。日本の先物市場についての関心は?
ウォン:TOCOMの商品先物、TSEやOSEの株価指数先物・オプション取引については関心を持つと考えています。ただ、まだこれからの話です。
(益水 研) |