平成19年 3月26日(月)(毎週月曜日発行)第883号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
        発行人・米良 周 編集人・小島 栄一
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◇生活センター相談件数の半数以上は業界外
 先物協会が取引員の実相談件数を集計
◆大証、そこまで来た金ETF上場
◆フジトミ新社長に細金英光氏、社内の意識改革の必要と就任
◆東工・東穀海外出来高 昨年夏以来の水準に回復
◆清算機構、株主を変更 中部大阪取は3位に浮上
◆東工取、新たな清算参加者の参入でルール変更
◆“自著を語る”国際商品市場リポート 繁栄する米欧、沈滞する日本
◆先物協会が市場振興戦略 取引所、団体職員含む新部会を発足へ
◆中部大阪商取、19年定率会費38円 大阪商取吸収で経費増


生活センター相談件数の半数以上は業界外
先物協会が取引員の実相談件数を集計

■ 先物協会会員の開示請求結果
  (先物協会まとめ)
 
開示請求に基づく件数
全会員計
うち
現会員
廃業
取引員


17

4月
231
194
37
5月
199
180
19
6月
208
200
8
7月
211
194
17
8月
223
211
12
9月
204
199
5
10月
190
185
5
11月
213
191
22
12月
258
246
12
1月
153
13
10
2月
170
165
5
3月
142
137
5
合計
2,402
2,245
157
      


18




4月
162
152
10
5月
186
178
8
6月
195
189
6
7月
157
152
5
8月
107
105
2
9月
100
97
3
合計
907
873
34
 日本商品先物振興協会は、平成17年度中に国民生活センターに寄せられたとする4711件の「先物取引関係の相談」のうち、実際に商品取引員に関連するものは約半数の2402件だったとする調査結果をまとめた。同様に18年度上期(4-9月)のセンター公表件数2249件に対しては、取引員関連は4割の 907件であることが
判明。「関係機関における発表・報道のあり方については、偏見を排し公正を期したいところ」とした。
 先物協会の今回の調査は、かねて指摘されていた相談件数集計の不正確さと、それを受けての国会や報道における「数字のひとり歩き」を修正する意味で大きな意義がある。商品取引所法の改正に伴い、付帯条件として不招請勧誘禁止議論の検討項目が盛り込まれた昨年の国会審議では、こうした「不正確な数字」が用いられていた。
 件数の混同は、主務省のライセンスを持つ商品取引員と、海外先物などを同一次元でとらえ、分類するために発生すると考えられている。相談員に正しい知識がなければ「先物は先物」とひとくくりに扱ってしまうことが最大の理由だ。
 この事態を明確にするため、振興協会では、会員各社に情報公開法に基づく照会を要請。その回答を集計した結果、半数が「ぬれぎぬ」だったことがわかった。
 また先物協会の照会では、センターが公表した17年度の4711件のうち「国内公設先物取引」と確認できたのは 700件だけで、「国内私設先物取引」24件、「規制海外先物取引」 472件、「非規制海外先物取引」 124件、「対象不明件数」3391件だったことも浮き上がってきた。
国民生活センター公表件数(内訳は、先物協会への回答)
年 度
相談件数
合 計
国内公設
先物取引
国内私設
先物取引
規制海外
先物取引
非規制海外
先物取引
対象不明
件 数
17
4,711
700
24
472
124
3,391
18上半
2,249
377
27
272
134
1,439
 加えて、すべての相談が取引員の落ち度による「苦情」であるかどうかもわからない。
 しかし先物協会では、今後も会員の協力を得て同数値を集計のうえ「勧誘を巡る苦情ゼロ運動」への努力目標として活用していく方針だ。また、苦情ゼロに向けての会員の取組姿勢が社会に見えるよう広報に務めるともしている。  

 (2007年3月26日―第883号)