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シカゴ2大取引所が合併
CBOTは158年の歴史に幕
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とシカゴ・ボード・オブ・トレード(CBOT)の2大先物取引所は17日、合併契約書に調印したと発表した。新名称は『CMEグループ』とし、シカゴから世界的なデリバティブ市場への転換を目指す。また投資家と取引所メンバー双方にとっての資金効率の向上を追求する一方で、株主に対しては最大限の利益を提供するとしている。
2取引所の上場商品に重なりがない合併は、米国債、株価指数、外国為替、農産物、工業製品、エネルギー、さらには天候や不動産といったオルタナティブ投資商品まで、広範な取引を可能にする取引所を誕生させる。単純合算した取引規模は従来の取引所の概念からはけた外れで、1日あたりの出来高は約900万枚、総代金では4兆2000億ドル(約 496兆円)にも上ると推定。このため一部では、早くも反トラスト法違反を危ぶむ声が上がっている。
なお合併の期日は明らかにされていないが、新取引所の理事長にはCMEのテリー・ダフィ氏、副理事長にCBOTのチャールズ・キャレィ氏の就任が決まっている。
【関係者のコメント】
・ダフィCME理事長「本日、戦略的合併を発表できたことは誠に喜ばしい。われわれはCBOTと、長年にわたる堅牢かつ生産的な関係を培ってきたが、その中にはCMEがCBOTの取引の清算業務を担うという2003年に結んだ歴史的な契約が含まれている。この合併を機に、われわれは高度成長産業の発展を次のレベルに進めることができる。いま、われわれは2つの組織が持つ能力と経験の融合が可能になったが、これにより単独以上に強固かつ競争力に優れた立場を獲得した」
・キャレイCBOT理事長「(この合併は)2取引所、先物業界、シカゴ市にとって歴史的出来事だ。1848年にCBOTが世界で初の農産物先物取引を始めた時からわれわれはデリバティブ取引の最先端を走ってきた。世界トップの2取引所の合併は、われわれの革新の伝統とリーダーシップの維持により有効に作用する。またわれわれは商品の幅、世界との交流、市場の資本規模において世界最高の金融市場の地位を得るが、同時にシカゴは世界のリスクマネジメントの中心であり続けることが確約された」
・レオ・メラメドCME名誉会長「このドラマチックな業界で、歴史的な瞬間に立ち会えてとてもうれしい。また今日の発表は先進的な2取引所の開拓者精神に富んだリーダーシップを体現するものであることもとても喜ばしい」 |