平成18年3月20日(月)(毎週月曜日発行)第834号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
        発行人・米良 周 編集人・小島 栄一
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― 主 な 紙 面 ―
◇大阪商取、中部商取に合併協議申し入れ ― 関西商取の提案は受け入れず ―
◆金融商品取引法案、国会に提出 「準用」で変わる商取法
◆関西商取、生糸を休止 17年度は2億円超の赤字
◆大阪商取、18年度定率会費シート3号除き50円に
◇“めらの目”彼岸底も生きている?
◆東工取で日計り商い増加 石油25%、ゴム20%に
◆ひのわりHDがシステム分野で業務提携
◆生糸・野菜取引規程承認 運営委員長に佐藤陽紀氏
◆金融取くりっく取引資格 取引員2社が今月中取得


大阪商取、中部商取に合併協議申し入れ
―― 関西商取の提案は受け入れず ――
 大阪商品取引所は16日の理事会で中部商品取引所に合併協議の申し入れを決議、「速やかに基本事項等を協議するため」同日中に中部商取に合併協議会の設置を申し入れた。合併時期は平成18年度中を要望している。中部商取はこの申し出を「重く受け止める」とし、合併協議会の設置を24日に開かれる理事会に諮る方針だ。
 大阪商取は今回の決議の背景として商品先物市場をめぐる環境の変化を挙げている。具体的には?規制緩和や経済構造改革の進展に伴い産業インフラとしての商品先物市場が持つリスクヘッジ機能などの重要性の増大、?アジア諸国における急速な商品先物市場の整備を受け流動性確保のための国際競争力強化、?改正商品取引所法施行以降加速する出来高の東京一極集中化対応としての地方取引所の運営基盤強化-などだ。
 こうした状況で「商品先物市場がわが国の経済発展に寄与する役割は一層高まる」とした上で、中部商取との合併が環境変化への現実的な対応と判断した。
 合併に際しては「日本の経済・金融で大きな役割を担っている大阪にも拠点を設置し、東京一極集中化に対抗しうる日本の中核となる商品取引所を目指す」と表明。また「上場商品の多様化に努め、会員とともに両取引所が大同団結して国際化の潮流の中を勝ち抜くことを目的とする」と説明している。
 加えて会員には「例えば現在49円および59円の定率会費を中部商取と同様の29円まで引き下げることができる」との「大きなメリット」を示した。
 大阪商取の合併をめぐっては、関西商品取引所が6日に開いた「理事懇談会の総意」(関西商取)に基づいて岩村信理事長ら5人の役員が合併を口頭で申し入れており、その翌週の15日には改めて合併の方法や効果などを含む提案書を提示していた経緯がある。提案書には地元大阪圏の取引員に要望が高かったとされる「商品先物市場発祥の地大阪に取引所を存続することの意義」や合併後の「小さな組織」による経費節減案などが記されていた。
 大阪商取は理事会終了後すぐに関西商取に決議内容を電話で知らせたが、今後は「(提示を受けた)合併案件でこちらから話すことはない」と意思を固めている。
 なお、この日に全国商品取引所連合会の臨時総会に出席した経済産業省の宮本聡商務課長は冒頭のあいさつで大阪商取の決議に触れ、合併の判断は取引所の協議次第とする一方で、合併が実施される際には「単に救済や数合わせではなく商品先物市場の真の発展を目指すものになってほしい」と述べた。

■ 日本商品先物取引協会と日本商品先物振興協会の収支予算  (単位:千円)
【日本商品先物取引協会】



 
17年度予算額
実績見積額
差引増減額
18年度予算額
予算の前年度増減
会費収入
875,024
753,798
121,226
759,728
115,296
その他収入
146,669
259,735
113,066
314,822
168,153
前期繰越収支差額
110,604
104,280
6,324
0
110,604
合計
1,132,297
1,117,813
14,484
1,074,550
57,747



事業費
775,283
692,184
830,099
738,169
37,114
その他
357,014
425,629
68,615
336,381
20,633
合計
1,132,297
1,117,813
14,484
1,074,550
57,747
17年度定率会費確定額=4.0円(予納額単価=4.0円)、18年度予算額単価=4.0円
 
【日本商品先物振興協会】



会費収入
454,435
472,080
17,645
471,720
17,285
その他収入
90,025
100,615
10,590
25
90,000
前期繰越収支差額
54,149
42,804
11,345
89,000
34,851
合計
598,609
615,499
16,890
560,745
37,864



事業費
397,984
357,981
40,003
360,302
37,682
その他
200,625
168,515
32,107
200,443
182
合計
598,609
526,499
72,110
560,745
37,864
17年度定率会費確定額=2.5円(予納額単価=2.5円)、18年度予算額単価=2.5円
日本商品先物取引協会と日本商品先物振興協会は16日に臨時総会を開き、平成17年度収支と18年度の
予算を承認した。18年度予算は、2団体とも17年度実績に近い学を計上、売買数量は「17年度と同等
レベル」(先物協会)を見込んでいる。

      (2006年3月20日―第834号)