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2003年7月15日号 No181
発行/エム・ケイ・ニュース社 編集・発行人/益永 研 〒103-0014 東京郁中央区日本橋蛎殻町1−19−9 チトセビル2階 TEL 03-3664-9271 FAX 03-3664-9275 URL http://www.mk-news.co.jp 購読料/1カ月1,000円(税別) CONTENTS ◆COVER STORY 証券業界に続き、秒読み寸前 商品業界も「仲介業」導入へ前向きな検討始まる ◆Chicago Story 13 2000年商品先物近代化法とCFTC ニューサムCFTC委員長の進歩的な行政哲学 ◆“伊藤頃安相場の道” 夏それぞれ ◆MARKET DATA 世界の主要取引所別デリバティブ総合出来高(2003年5月) ― 巻 頭 言 ― 今年の夏の日本とヨーロッパはまさに異常気象だった。口本では梅雨が長引き、梅雨明け宣言後も大型台風が日本列島を縦断して大きな被害を招いた。ヨーロッパではスイスで40度を記録した他、「ドイツやフランスでも34〜37度を記録した」(ユーレックス関係者)。いつもは涼しいロンドンでも、「今年は冷房が無くて困った家庭もかなりあった」(ユーロネクストLIFFE関係者)と「異常」を訴える声が聞かれた。 米国のコーンベルトはその点、今年も豊作が予想され、「少し涼しいぐらいで凌ぎやすい。地方の一部には高温・乾燥が懸念されているところもありますが、農産物にそれほど大きな問題は聞かれない」(ものニュースUSA)とて平穏無事な様子だったが、「異常」はやはり起きた。米国東部時間8月14日午後4時過ぎにニューヨーク、ミシガン、オハイオ、カナダのトロント、オタワといった大都市を突如見舞った「大停電」である。 もっともマーケットの方は立会終了後とあって至ってクールな反応だった。ニューヨーク在住の株先物関係者がこう言う。 「自宅で仕事をしていたので、単に『あ、停電だ』という印象だった。節電のためマンハッタンに来ないでくれ、との市民の要請も行さ届いており、隣のアパートでは『明日は臨時休暇だ』と道端でパーティーが開かれ、店もローソクで営業していた。午前3時に復旧し、もとの生活に戻ったた。マスコミは停電に大騒ぎし過ぎている印象があると感じた」。 実際、立会後の電子市場は、停電のニュースで一時変動したものの、「景気の不透明という大さなファンダメンタルに飲み込まれた」(シカゴのトレーダ)。翌金曜日も閑散ながら、各マーケットは開かれた。 「異常事態に大騒ぎし過ぎる」傾向があるのは株や商品の営業マンもマスコミと同じ。試みに「大停電」の翌日、ある外務員に電話してみた。 期待通りというべまか「いやァ、原因はまだ分かりませんが、これだけの大停電です。エネルギー市場は買いです、買いですヨォ」と脳天気な声だった。「オイオイ」と笑いながら電話を切ったが、「異常」ばかりの世の中でも、営業マンとマスコミは変わらない。相場を分析するには「クール」な方がいいが、営業マンは「ホット」でなければ勤まらない。だが、それも投資家側に、営業マンの話を鵜呑みにしないで、自己責任で判断するという前提があっての話ではある。営業マンにもまた、投資家の知識や技量に応じたアドバイスが求められる。 「取次」に続さ、「仲介(代理・媒介)」ビジネスが、産業構造審議会商取部会で俎上にのった。本格的な検討はこれからだが、筆者としては仲介業が法人だけでなく、個人の「資格」としても認められればよいと思っている。顧客と長くつき合おうとする優れた外務員の受け皿になるだろう。実規が望まれる。 |